今日は、
今週の日曜にある
「京都観世会例会」の申合でした。
今回は、
「草子洗小町」の能を舞わせて頂きます。

この曲は、いわゆる
小町物の一つ。
でも、
他の曲は年老いた小町を描いた曲なんですが、
これは
若き盛りの小町をシテにした曲。
宮中の
歌合せ会を舞台に、
小野小町や
大伴黒主・
紀貫之など、著名な歌人たちが登場。
(本来違う時代の人たちなので、史実的にはおかしいんですがね…)
他にも、
たくさんの登場人物が舞台上に並び出て、
なんだか
絵巻を見ているような、とても華やかな一曲。
歌会の相手・黒主の策略で、
古歌の
盗作疑惑を掛けられた小町。
さてさてこれを、
才女・小町はどう乗り切るのか??
今でいうなら推理小説風の、ドラマティックで華麗な能。
正に
才色兼備で、
絶世の美女である小野小町。
それを、
絶世の美男子・浦田保親(笑)が、どう表現するか??
失礼しました。。。(^^ゞ
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一昨日の
「ちかの会 第一回能楽公演」、
お陰様で無事に
終演致しました~お天気にも恵まれ、
またたくさんのご来場を頂き、
この会の
門出を
賑々しく終えられたこと、
ホントに
嬉しく、今はただただ
ホッと致しております。
舞台では、
大槻先生はじめ、諸先生・諸先輩、ご出演頂いた皆さまが、
それはそれは
手厚きお力添えをして頂き、
親子ともども、大きなトラブルなく舞い終える事が出来ました!!
今回は、僕の
「屋島」の
大鼓に、
東京より
亀井広忠さんにお相手をお願いしました。
実は、
その
広忠クンと小鼓の
曽和尚靖クン、
そして那須之語をお願いした狂言の
茂山正邦クンとは、
今から
17年前、曽和博朗先生の祝賀会で、
一緒に
「道成寺」を披いたメンバーなんです。
以前より、
もう一度このメンバーで能を舞いたいと思っていまして、
今回が絶好の機会と思い、集結して頂きました!
あれから17年が過ぎましたが、
久しぶりに舞台を共にすると、
なんだか当時の
フレッシュな気持ちを思い出し、
刺激イッパイに舞台を勤めることが出来ました!
それと当日ビックリしたのが、
広忠クンと尚靖クンが携えてた
扇は、
なんと、その「道成寺」の折に皆様に配らせて頂いた
記念の扇でした~
お二人で特に約束されたのではなく、
御両人が
同じ気持ちで、それを選んで持ってきてくれたらしいんです!
今回、このメンバーを選んだボクと、
彼らが同じ気持ちで舞台を勤めてくれたこと、
とっても
感激いたしました~

普段はそれぞれの立場で活動していますが、
一緒になると、やはり
同士!!(そう思っているのは、ボクだけかもですが…

)
これからもお互い良い意味で
意識し、
刺激し合って、もっともっと
成長し、
またいつか、同じ舞台で
勝負したいと思います!
とにもかくにも、
「ちかの会」は
良きスタートが切れました!
これからは、さらに
良い道を走り続けられる様、
頑張っていきたいと思っています。
どうぞ皆々様、今後とも
「ちかの会」を、
宜しくお願い申し上げます
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ちかの会第一回公演、
いよいよ
明日となりました!
今日は、午前中に
申合を致し、
午後からは、いろんな
準備に明け暮れていました。
もっと前から準備に掛かっていたら良かったんですが、
間際にならないと
お尻に
火がつかないタイプな僕。
家族をも巻き込み、半日
てんやわんや。。。今宵最後の作業は、
男性軍は
装束糸。

女性軍は
お茶席券。
ボクがパソコンで作成してたのですが、失敗の連続の為、
急遽お手製のものを作りました~

さぁ、
これで、ようやく
準備完了~あとは、
親子でシッカリ
舞台を勤める事です!!
残念ながら、季節外れの
寒気とやらで、
桜の開花もちょっと休憩となるかもですが、
どうぞ、ちかの会の
門出を見守りに、
観世会館へお運びくださいませ。
ご来場を
お待ちしております!!!
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