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"うらちかブログ"

観世流能楽師 浦田保親のブログです。舞台の事にお稽古の事、日常の出来事も綴ります。

あの大鼓も、あの笑顔も…

昨日の夕方、
ボクの携帯に、悲しい知らせが入りました。


一昨日のご自身の会を、病室で見届けられ、
先生は旅立たれました。


父が若い時から仲良くさせて貰ってた事もあり、
ボクも子供の頃より、公私ともに可愛がっていただきました。


ボクがまだ、ろくに謡も謡えない頃に、
先生のお社中の浴衣会にお呼び頂き、
たくさん地謡を謡わせて頂きました。

綱渡りのような、危なっかしい地謡だった事でしょうが、
一番ごとにあの満面の笑みで、
「ハハ、ご苦労さん!」と、楽屋で迎えて下さりました。

大曲となると、先生自らが地頭をされ、
その横で謡わせて頂きました。

先生は大鼓方でありながら謡もお上手でして、
「恋重荷」なんかは、それはそれは力強いお謡で、
感心したのを覚えています。


あの素敵な大鼓も、あの素敵な笑顔も、
もう見れなくなってしまいました。


まだまだお教え頂きたいことは、沢山あったのですが…
ホントに残念です。


孝先生、
いろいろお世話になりました。有難うございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
合掌
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コメント

滝さま

父は若いころ、大阪の方々と「ふたば会」という催しなどをしていたので、
先生方を、勝手に同志の様に思っていたようです。
ボク達にも、その頃の話(やんちゃ話も)を、
嬉しそうに、そして懐かしそうによく話してくれました。
「やんちゃ」だけは、
もう受け継いでる気がするんですが…

  • 2012/10/11(木) 11:42:44 |
  • URL |
  • うらちか #-
  • [ 編集 ]

歴史

浦田大先生御存命の頃 
長十郎先生 照也先生 そして孝先生達との昔話を
稽古後のコーヒータイムに よく伺いました。
新米の私には 仰ぎ見るような方々ばかりなのに
笑える話も多くて; 仲が良かったんだな、と思いました。

そして今は その御子息の皆様が 立派に御活躍で
このようにして伝統は受け継がれていくのですね

  • 2012/10/11(木) 10:46:06 |
  • URL |
  • 滝 #yWMgRN36
  • [ 編集 ]

もと様

ホント素敵な先生でした。
まだ、信じられません。。。

  • 2012/10/10(水) 23:32:20 |
  • URL |
  • うらちか #-
  • [ 編集 ]

私も昨日の夕方に友達からのメールで知りました。すぐには信じる事が出来ませんでしたが…
月曜は最初から最後まで拝見させて頂きました。孝先生がいらっしゃらなかったのは残念ですが、病室でみなさんの頑張っていらっしゃる様子をお聞きになってた事でしょう。
昨日の夕方から、ずっと落ち込んでます。昨夜は私が拝見できた最後のお舞台「西行桜」とその前の「恋重荷」を思い出しながら先生を偲びました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

  • 2012/10/10(水) 23:26:04 |
  • URL |
  • もと #-
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